- 播種機(種まき機)に関するご質問▼
現行品ANシリーズについて
Q1
旧型式のAPと何が変わったのでしょうか?
A1
① 播種精度がより良くなりました。以前よりも籾が立ったり、籾が重なったりして生育にムラができることが少なくなりました。
② メンテナンス性が向上しました。播種ホッパーが開閉式となり、籾の取り換えや掃除が非常に楽になりました。また、消耗品の部品交換もスムーズに行えるようになりました。
③ 播種量がツマミで簡単に調整できるようになりました。
④ 飼料用米や加工用米も撒けるようになりました。
⑤ 密苗に対応(催芽籾換算で通常250g、密苗用ギアをもちいると350g)しました[毎時600枚仕様の播種機については320gまで]。
⑥ 潅水量の調整がノズルを回すだけの簡単な操作となり、最大で1枚当たり1.5~2ℓまで撒けるようになりました。
⑦ ホッパーが移動式になったことで、籾がきちんと撒けているかの確認や、水引までの時間を調整できるようになりました。
⑧ 苗箱の搬送がベルトからローラーになったことで、箱がずれたり箱の真中が緩んだりすることが減少しました。
⑨ 潅水を播種の前、後のどちらにも変更することができるようになりました。
Q2
薬剤散布も可能でしょうか。
A2
ダコニール等の液状薬剤を全型式で散布可能です。オプションのDN-52薬剤散布機を購入後装着してください。また、300~400枚仕様(AN-300シリーズ)につきましては最初から通常装備となっておりますので、オプションの購入は不要です。
Q3
薬剤散布でダコニール、枯れ立ち剤を同時に撒くことはできますか。
A3
薬害が生じる場合があるため基本的にお勧めできません。使用している薬剤メーカー様、農協様へお問い合わせください。
Q4
播種機の搬送能力が1時間に規定通りに動きません。(AN-300が1時間に300枚に届かない)
A4
① コンベアの下に土が溜まっていないか確認してください。
② ローラーが古くなり、搬送能力が落ちていないか確認してください。
③ 電圧降下により機械の性能自体が落ちていないかを確認してください。
Q5
籾が発芽してしまいうまく撒けません
A5
芽が4mm程度までなら播種ホッパー内のブラシの高さを調整して、播種ロールの回転数を上げることで播種量を調整してください。それでも難しい場合は、播種部のシャッターを2mmぐらいまであけて播種をしてください。
Q6
昔の播種機だと箱の縁に乗る籾や土がそのままでしたが、今の播種機はどうなのでしょうか
A6
現状のANシリーズでは、箱の縁に乗った土や籾はそれぞれ排土ブラシ、排籾ブラシというもので苗箱の中に回収していく仕組みがついております。オプションでもご購入できますのでお気軽にご相談ください。
Q7
昔の播種機だと箱の隅っこが丸くなってしまい籾がうまく撒けなかった、丸みをとるスミトリ機能はどうなっているのでしょうか。
A7
現状のANシリーズでは全自動タイプ(AN-200T、AN-300T)では通常装備としてついております。それ以外のオートタイプでも200枚、300~400枚仕様にそれぞれオプションとして取り付けることができます。
Q8
密苗対応に変更したいのですが可能でしょうか。
A8
オプションの密苗対応ギアをご注文いただくことで密苗に対応出来るようになります
Q9
籾が規定量通り落ちてきません。
A9
以下の点を確認してください。
① 籾が濡れていないか:籾が手につかない程度に脱水した籾でないと、播種ローラー内に籾がくっついてしまいます。濡れている場合は脱水、乾燥して再度お試しください。
② 芽は伸びすぎていないか:2mm程度の目であれば問題ありません。もしこれ以上芽が伸びているようでしたら、播種ホッパー内でひっかかっている場合がございます。播種ホッパー内のブラシを少し上げていただき、調整してください。
③ 試運転時に播種部のロールガイド(丸くなっているところ)を持ったりぶつけたりしていないか:ロールガイドは播種ロールに密接しており、非常に衝撃等に弱くなっている心臓部です。その際は弊社へお問い合わせください。
④ スプロケットの摩耗:播種機を長時間使用していると播種部のスプロケットギアが摩耗し、播収量が下がる場合がございます。その際はスプロケットの交換が必要となりますのでお近くの販売店様へご相談ください。
Q10
ポンプを使って井戸水で播種したいのですが大丈夫でしょうか。
A10 基本的に問題ありません。ポンプの容量は毎分80ℓ程度の物をお使いください。
しかし井戸水の場合は砂や鉄さび等による潅水装置の故障が心配されます。
あまりに砂や鉄さびがひどい場合には使用を考えていただければと思います。
Q11 昔のAPシリーズの部品を交換したいのですが、まだ対応しておりますか。 A11 APシリーズの部品交換は対応可能となっております。注文の多いコンベアベルトや潅水装置等、ご対応できますのでお気軽にご相談ください。 - 播種機(種まき機)周辺機器に関するご質問▼
播種機オプション(施肥機)
Q1
施肥機HG-600とHG-600Eは何が違うのでしょうか
A1
① HG-600:200g~1000g撒ける通常タイプです。主に苗箱まかせ等を撒く際に用います。
② HG-600E:40g~撒ける少量タイプです。エコロング施肥等を撒く際に使用します。
使用する肥料、用途に応じてお選びください。
播種機オプション(パラット)
Q1
施肥機と何が違うのでしょうか
A1
施肥機は肥料を撒く機械であるのに対し、パラットは薬剤を撒く機械です。
パラットでは嵐プリンス等の箱処理剤を撒くときに使用します。
Q2
散布幅はどうやって調整するのでしょうか
A2
スタンドの高さを調節し散布幅を箱に合わせてください。高ければ広く、低ければ狭く撒きます。
Q3
どの播種機にも使用できるのでしょうか
A3
パラットはスタンド型になっており、播種ホッパーの後に本機が入るスペースがあれば、使用できます。
- 育苗器(芽出器)に関するご質問▼
育苗器
Q1
上の箱と下の箱で生育にばらつきが生じてしまいます。
A1
内部で温度を循環しておりますが、どうしても上の箱の方が芽が早く出る傾向があります。基本的にはハウスで並べる際に生育が追いつきますので心配ありません。
Q2
32度で72時間育苗したのちハウスに並べるのが普通ですが、1日くらいハウスに移動せず育苗器に保管してても大丈夫でしょうか。
A2
長時間の保管はカビの原因となるため、あまりお勧めできません。しかし、どうしても保管したいという場合はスイッチを切って、シートもそのままの状態で保管し、長時間の保管を避けるようお願いいたします。
Q3
旧タイプの育苗器BS,CS,NHシリーズで使っていたヒーターを互換性があるのか。
A4
大変申し訳ございません。旧タイプのヒーターはそれぞれ異なる機構となっており、互換性はありません。そのため、BSのヒーターを現在のNKシリーズに用いたり、NKのヒーターをCSに用いることはできませんのでご注意ください。
Q4
フォークリフトタイプのパレットは石井で購入することが可能なのか
A4
弊社では現在パレットの販売は行っておりません。申し訳ございませんがお客様自身で御調達をお願いいたします。
Q5
一昔の型ですがBSシリーズのヒーターや保温マット等の注文は可能でしょうか。
A5 大変申し訳ございません。BSシリーズは生産を終了して20年以上経過した製品であり、部品の生産も2年前で終了させていただきました。そのため修理、部品等の対応は弊社では受け付けることができません。
他型式についてですが現在まで弊社は育苗器でBS、CS、NH、NKの4型式を販売してまいりました。現在BSを除く3型式は部品の交換、発注を継続しておりますのでこれらについては迅速にご対応させていただきます。
- 砕土機(ロータリークラッシャー)に関するご質問▼
ロータリークラッシャー(砕土機)
Q1
土をもっと細かく、もしくは荒くしたいのですが可能でしょうか
A1
購入時に網のサイズをΦ6,7,8,10,12mmから自由に選択が可能です。もしくは網だけ注文することもできますのでお問い合わせください。
Q2
モーターの取り付けはじぶんで簡単にできるものなのでしょうか
A2
お持ちのモーターをそのまま取り付けるだけです。動力がRKMの場合0.75kw以上、RKLの場合3.7kw以上必要ですのでご注意ください。もしわからない際はご連絡ください。
Q3
ピートモスなど土以外の粉砕は可能でしょうか
A3
基本的に可能です。ロータリークラッシャーは土を細かく砕く機能と、石を取り除く機能を兼ねそろえております。ピートモスも秋田等の東北で複数実績を持ちます。
変わりどころですとポット苗の土と根っこの分離や、湿った固まった肥料の砕土、土に交じったビニールや木片の除去などにも用いることが可能です。
Q4
中のドラムが回転するごとにカコンカコンと引っかかるような音がする。
A4
機械のギアが回転するたびに音がするようになっております。機械的に問題はありませんので、ご使用ください。
- 脱水機に関するご質問▼
脱水機
Q1
籾の脱水ムラが起きてしまいます。
A1
① 容量を超えて入れている:HSE-2は12kg、HSE-4は20kgまで一度に脱水ができます。個の容量を超えてしまうと脱水にムラが生じる可能性がありますのでご注意ください。
② 籾の入れ方について:籾を袋に入れた状態でしっかり隙間を受けるように設置してください。上からおいただけですと脱水効率が落ち、しっかりと脱水できない場合がございます。
Q2
昔の安いタイプの脱水機はもう発売しないのでしょうか。
A2
SWシリーズのことになります。こちらは以前の部品が入手できず、今後の品質に問題が生じると考え2015年を持って製造中止とさせていただきました。大変申し訳ございません。